クラミジアは性器や咽頭だけに感染するわけではありません。目や肛門にも感染することがあるので、それぞれの症状を知っておきましょう。

咽頭クラミジアの症状

咽頭クラミジアに悩まされる女性

性器クラミジアと違って、男性が感染しても女性が感染しても症状に違いがない咽頭クラミジア。

咽頭クラミジアは海外よりも日本のほうが感染している人が多い傾向にあるといわれており、性器クラミジアだけでなく咽頭クラミジアにも注意しなくてはなりません。

クラミジアが咽頭に感染した場合、扁桃腺や咽頭後壁にクラミジア・トラコマチスが付着し、そこで増殖していくことになります。

その結果、喉の痛みや腫れ、赤みといった喉の症状や、口内炎、発熱、咳といった症状が引き起こされます。

また、これらの症状以外にも痰が絡みやすくなったり、クラミジア・トラコマチスが付着している扁桃腺が腫れたりすることもあるようです。

これらの症状は風邪とよく似ていることから、風邪に間違えられることが多く、実際に病院に行っても風邪と診断されてしまうこともよくあります。

クラミジアが咽頭に感染した場合はこういった症状が出るので、もしものときに備えてしっかり覚えておきましょう。

性器クラミジアは無症状であることが多く、自覚するのが難しいという特徴がありましたが、咽頭クラミジアの場合でもそれは変わりません。

症状が出ても軽い症状であったりすることも多く、咽頭クラミジアも自覚するのは難しいといわれているのです。

咽頭クラミジアは性器クラミジアと同じように抗生剤を使ってクラミジア・トラコマチスを死滅させないと治療することができないため、風邪だと思って薬を飲んでいるのに治らない……なんてこともよくあります。

また、咽頭クラミジアは性器クラミジアに比べ、抗生剤の成分が喉に届きにくいため完治するまでに時間がかかるともいわれています。

風邪薬を飲んでいるのに風邪のような症状が治らないときは、咽頭クラミジアを疑って速やかに病院で検査を行い、適切な治療薬をもらうようにしましょう。

また、性器クラミジアに感染している女性の10%から20%の人は、咽頭からもクラミジアが確認されたという報告もあります。

咽頭クラミジアの感染者数は海外では男性と女性で差はありませんが、日本では女性のほうが咽頭クラミジアの検出率が高いともいわれており、性器クラミジアだけでなく咽頭クラミジアも女性が感染する可能性が高い性感染症であるといえます。

実際に性器からクラミジアが検出された場合で、咽頭からもクラミジアが検出される確率は男性の場合は3.9%から12.5%ほどなのに対し、女性の場合だと10.5%から26.1%という結果が出ています。

女性は性器クラミジアだけでなく、咽頭クラミジアにも注意するようにしましょう。