クラミジアは性器や咽頭だけに感染するわけではありません。目や肛門にも感染することがあるので、それぞれの症状を知っておきましょう。

クラミジアの感染部位によって症状が異なる

クラミジアの感染部位によって症状が異なることを説明する医者

性器だけでなく咽頭にも感染し、無症状であることから気付かないうちにどんどん感染を広げていくのがクラミジアの恐ろしいところです。

クラミジア・トラコマチスは粘膜の細胞の中に入り込むため、性器や咽頭に限らず、これら以外の部位の粘膜に感染することもあります。

人間の身体にはあちこちに粘膜が存在しているので、性器や咽頭以外の粘膜だとどういった部位に感染し、どういった症状を引き起こすのか、気になりませんか?

クラミジアから身を守るためにも、他の部位に感染した場合の症状もしっかりと覚えておくことをオススメします。

性器や咽頭以外に感染する場合だと、代表的な部位は目です。

少し意外に感じるかもしれませんが、クラミジアは目に感染して症状を引き起こすこともあり、目にクラミジアが感染した場合はクラミジア結膜炎として診断されます。

クラミジアが目の粘膜に感染して結膜炎を引き起こした場合、対処が遅れると混合感染やドライアイといった合併症を引き起こすこともあるので、クラミジア結膜炎は速やかに治療をする必要があります。

一口にクラミジア結膜炎といっても、封入体結膜炎とトラコーマの2つの種類があり、日本で多いクラミジア結膜炎は封入体結膜炎という種類になります。

これはクラミジアに感染している性器に触れた手で目を擦るなどの経路で感染するため、目のクラミジアも主に性行為を介して感染するといえます。

クラミジアが目に感染すると、まずリンパ筋が腫れて痛みを感じるようになり、膿を含んだ目やにが出るようになります。

症状が進むと目を洗っても視界がぼやける、目の充血、まぶたの腫れといった症状も引き起こされ、まぶたの結膜にぶつぶつとしたものができて、だんだん大きくなってくる濾胞なども引き起こされますが、これらの症状は片目にのみ現れることがほとんどです。

感染してから2日から19日ほどでこれらの症状が現れるので、性行為を行ったあとに目にクラミジアの症状が出たときはクラミジア結膜炎を疑いましょう。

また、クラミジアは肛門に感染する場合もあります。

アナルセックスなどを行ったときに肛門からクラミジアが侵入し、直腸表面の粘膜に感染することによって、便に血が混じったり、肛門から膿が出るといった症状が引き起こされます。

他にも腹痛や下痢、粘血便といった症状が出ることもありますが、肛門にクラミジアが感染した場合も症状が出ることは稀で、ほとんどは無症状なので注意しましょう。