クラミジアは性器にのみ感染するものだと思われがちですが、咽頭に感染することもあるので注意が必要です。

咽頭へ感染することもある

性行為によって感染することを解説する医者

多くの人に感染を広げ、これからもどんどん感染した人の数が増えていくと考えられるクラミジア。

性器以外にも咽頭、つまり喉に感染することもあるのがクラミジアという性感染症の厄介な点の一つです。

喉の粘膜も、クラミジアの症状を引き起こすクラミジア・トラコマチスが生息するには絶好の場所なので、直接的な性行為を行わなくても喉にクラミジアが感染してしまうこともあります。

咽頭クラミジアに感染してしまった場合、性器と違って咽頭は直接自分の目で見ることができませんし、症状も性器クラミジアに感染したときと同じように無症状や軽い症状が多いので、自覚することが非常に難しいといえます。

仮に自覚症状が出ても、風邪のような症状であることがほとんどなので、咽頭クラミジアではなくただの風邪だと思ってしまいがちなのも、咽頭クラミジアの特徴です。

クラミジアが感染をどんどん広げているのには、この咽頭クラミジアに感染していることに気付かないまま、ディープキスやオーラルセックスを行ってしまうのが理由にあります。

ですが、クラミジアは淋病と同時感染しやすいといわれている性感染症でもあり、咽頭クラミジアを放置していた結果、他の性感染症に感染してしまうケースもあります。

これは咽頭クラミジアに感染している状態だと、他の性感染症の感染率も上がってしまうためで、特にHIVに感染してしまう可能性は正常な状態の3倍から5倍に倍増するといわれています。

HIVは一度感染すると後々まで大変な思いをすることになる病気なので、性器クラミジアだけでなく、咽頭クラミジアも決して放置してはいけません。

性行為を行ったあとに喉に違和感を感じたときは、「気のせい」や「ただの風邪」だと思い込まず、もしものことを考えて咽頭クラミジアの検査をしてもらいましょう。

咽頭クラミジアはオーラルセックスやクラミジアに感染している性器からの転移が主な感染経路になります。

風俗店で遊んだことがある人や、フェラチオやクンニリングスをよくする人、ディープキスを日常的にする人は咽頭クラミジアに感染してしまう可能性が高くなります。

また、風邪薬を飲んでいるのにいつまで経っても症状が改善しない場合や、喉の症状が長い期間続いている場合も咽頭クラミジアに感染してしまっている可能性があります。

性器クラミジアなどに感染している場合も、咽頭クラミジアにかかってしまうことがあるので、これらの症状を少しでも感じたことがある人は病院などの医療機関で咽頭クラミジアの検査を受けるようにしましょう。