クラミジアをはじめさまざまな症状に効果のあるクラリシッドについて紹介します。

クラリシッドについて

クラリシッド

クラリシッドとは、細菌を殺菌してくれる抗生物質になります。

病原体には細菌、ウィルス、真菌などになりますが、このお薬は主に細菌に感染した際に用いられます。

グラム陽性・陰性菌やマイコプラズマ、クラミジアなどにも有効とされています。

また、呼吸器系や耳鼻科などでも処方される機会があり、本来はインフルエンザなどには無効ですが二次感染や予防のために用いる事もあります。

この他にも複数の細菌に効果があり、科領域を問わずに用いられています。

クラリシッドは、その作用からタンパク質合成阻害剤に分類されています。

細菌の細胞内に取り込まれた後に、タンパク質の合成をはじめるための機能を構成している「50S」という部分に成分が作用することで、その機能を妨げることができます。

それによって細菌の発育を阻害することができます。

一般的な用量では静菌的な作用を発揮しますが、高濃度では殺菌的な作用も示します。

成分であるクラリスロマイシンは、胃酸の影響を受けにくい特徴をもっているので、高濃度を維持したまま細菌に作用させることができます。

なので飲み薬だけでは治療が難しいとされていた感染症などにも効果を発揮してくれます。

またこうした抗菌作用以外にも新しい作用が発見されています。患部の炎症などに関わっている「T細胞」や「好中球(白血球の一種)」の働きを抑えることが出来ることが分かり、炎症を抑えることもできます。

そのため、慢性的な炎症が起こってしまう疾患にも有効だとされています。

こうした場合には、少量を長期間での使用とされています。他にも緑膿菌などの特定の細菌が作り出してしまう防御膜である「バイオフィルム」を破壊する作用もあるので、緑膿菌自体には効果はありませんが他の抗菌薬との併用で抗菌力を増強することもできると言われています。

一般的な服用方法は、朝食・夕食後の2回の服用とされています。

また小児用などもあるので、用量は医師の指示に従って正しく服用してください。

副作用は少なく、時に胃痛や吐き気、下痢など「胃腸症状」がでることがあります。

軽い場合であれば、問題はないとされています。

ひどく続いたり、悪化するような時には医師に相談するようにしてください。

重い副作用の報告には、「大腸炎」や「不整脈」などの報告がありますが、これらは極めて稀なケースなので念のために注意して下さい。