どうしてジスロマックがクラミジアなどの細菌に有効なのでしょうか。ジスロマックの効果について説明します。

ジスロマックの効果

ジスロマックのパッケージ

非常に辛いクラミジアを治療したい、そう思った時に服用することによって、簡単にクラミジア治療が行える医薬品、それがジスロマックです。

このジスロマックというのは実は製品名で、「アジスロマイシン」というのがジスロマックの正式な名称です。

そして、このジスロマックと呼ばれる抗生物質が一体どういうものなのかというと、体内に存在している細菌に対して非常に強い毒性を持っている薬です。

しかし、どうして細菌にだけ効くのでしょうか。

どうして細菌だけに効くのか、それは私たち人間の身体をはじめ、生物の体を構成する物質であるタンパク質、そしてタンパク質を生成する器官が関係しています。

生物の体というのは、細胞と呼ばれる物が集まって作られていますが、この細胞自体はタンパク質で構成されているのです。

細胞というのは毎日分裂を繰り返しながら新しい物に作り変えられているのですが、その際体内に存在している「リボソーム」と呼ばれる器官がタンパク質を新たに作り出すことによって、体の細胞は新しくなります。

クラミジア治療に使用される抗生物質はこのリボソームと呼ばれる器官の働きを阻害、つまり邪魔することによって、クラミジアの原因となっているウィルスの増殖を防ぎ、クラミジアの治療を行うことができるのです。

ジスロマックの効果を説明する医者

ですが、ただ単にリボソームの働きを阻害するだけだと、クラミジアを発症している人の細胞の分裂も阻害してしまいます。

実は人間とウィルスは、リボソームの形が異なっているのです。

リボソームの形が違うということは、働きを阻害したいリボソームにだけ効果のある医薬品を使用することによって、阻害すべきものだけを阻害し、それ以外に対しては何もアクションを起こさないということです。

ジスロマックは、細菌のもつリボソーム(具体的には50Sユニットと呼ばれています)に対してだけ有効な毒性を持った抗生物質なのです。

そのためジスロマックを服用して、体内に成分を吸収させることによって、体内に潜んでいるクラミジアの原因である細菌のもつ、リボソームの働きを阻害しウィルスの増殖を抑制します。

ウィルスというのはそもそも生命力があまり高くなく、体内で分裂して増殖することによって、長期間生存できるのです。

その増殖をジスロマックによって阻害されてしまうと、一気に体内のウィルスが死滅していき、その結果クラミジアの原因となるウィルスが体内から一気に減少します。

これによって症状が治まるのです。